2015年7月12日日曜日

現役通訳者によるお役立ち英語表現【27】

1. 【on a tear】大騒ぎして
例)The guys went on a tear.(奴らはどんちゃん騒ぎをしていた)

2. 【buzzword】流行語
例)He uses lots of buzzwords. (彼ははやり言葉をよく使う)

今日は上の2つを取り上げました。機会があれば使ってみて、自分のものにしてみましょう。

最初のフレーズにあるtearはもちろん「涙」の意味ですが、on a tearになると全然違う意味になるんですね。2つ目のbuzzwordですが、最近、ボクの住むアメリカで耳にしたbuzzwordはeye candy。直訳すれば「目にとってのキャンディー」ですが、転じて「目の保養になるようなステキな人」という意味だそうです。


ボクが生業(なりわい)とする通翻訳は日本語能力がポイントになってくるので、言葉を武器とする社会学者の本をよく読みます。最近読んだ社会学系の本の中で、内容もさることながら、その日本語のセンスに感動したのが上野千鶴子さんの『生き延びるための思想』(2006年、岩波書店)。特に冒頭の「はじめに-あげた手をおろす」と、最後の「あとがき-『祈り』にかえて」は圧巻で、言葉がこれほど人を感動させるものかと感じさせられました。社会学に興味のない方でも、日本語の美しさ・力強さという観点から、ぜひ読んでみてください。
(まぐまぐメルマガ「英語で身を立てる方法 vol.192」を改稿)

0 件のコメント:

コメントを投稿