2015年7月26日日曜日

現役通訳者によるお役立ち英語表現【33】

1. 【honcho】リーダー
例)He's the head honcho of the organization.(彼は組織のトップだ)

2. 【have teeth】効力を持つ
例)This contract has no teeth. (この契約書はざるだ)

今日は上の2つを取り上げました。機会があれば使ってみて、自分のものにしてみましょう。

1つ目の表現については、日本語の「班長」に由来する単語です。以前、「かわいいkawaii」や「過労死karoshi」が英単語としてそのまま使用されている、という話をしましたが、「班長」もそうだったんですね。


「The Japan Times Weekly」の2006年9月30日号(6面)によると、村上春樹さんが短編集"Blind Willow, Sleeping Woman"でThe Frank O'Conner International Short Storyを受賞されたとのこと。ファンの僕としては嬉しい限りですが、同記事で村上さんが"Novelist and translator"と紹介されていました。

サリンジャーによる不朽の名作『ライ麦畑でつかまえて』の新訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』などを手がけている村上さんですが、小説家としてだけでなく、翻訳家としても国際的に認知されているんですね。以前、何かの媒体で村上さんは「翻訳をすることは小説を執筆する際によい影響がある」とおっしゃっていましたが、逆に翻訳者が小説家になった例は寡聞にして知りません。最近、『嵐が丘』の新訳を担当された鴻巣友季子さんがエッセイ集を出していらっしゃいますが、小説ではないようです。どなたか翻訳者が小説家になった例をご存じでしたら教えてください。

(まぐまぐメルマガ「英語で身を立てる方法 vol.201」を改稿)

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