2015年6月6日土曜日

現役通訳者によるお役立ち英語表現【9】

1. 【cafe-goer】カフェによく行く人
例)I'm a cafe-goer. (僕はカフェ好きだ)

2. 【incognito】身分を隠して
例)The president visited the country incognito. (大統領はお忍びでその国を訪れた)

今日は上の2つを取り上げました。機会があれば使ってみて、自分のものにしてみましょう。

最初のgoerは便利な言葉です。museum-goer(美術館好き)、sea-goers(海好き)、bar-goer  (バーの常連)、movie-goer(映画好き)など、無限に単語を作り出すことができます。


橋本治さんの手による『桃尻語訳 枕草子』(1987年、河出書房)を再読しました。これは『枕草子』の現代語訳なのですが、本人が「まえがき」で述べているとおり、「過激な翻訳」です。

例えば有名な第一段は次のように訳されています。「春って曙よ! だんだん白くなってく山の上の空が少し明るくなって、紫っぽい雲が細くたなびいてんの!」(『桃尻語訳 枕草子(上)』p. 17)。 驚きの超訳ですね。

2015年の今、訳し直すとしたらこうなるでしょうか。「春の曙ってやばくね? 白くなってく山の上の空がちょっと明るくなって、紫っぽい雲が細くたなびいてね?」――お粗末さまでした。
(まぐまぐメルマガ「英語で身を立てる方法 vol.152」を改稿)

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